もくじ
ワインには長期熟成できるものと劣化していくものがある
ワインというと「長期熟成した古いもの=おいしい」というイメージがあるかもしれませんが、それは大間違い!
実は長期熟成することでおいしくなるものは、一部の銘柄だけなんです。
ワインの中には長期間保管しておくことで逆に劣化して味が落ちてしまうものもあります。
正しく保管していたとしても、の話ですよ!
雑に保管していれば、もちろんおいしくなる銘柄だって味は劣化してしまいます。
では、どんなワインが長期熟成に向いていて、どんなワインが早く飲んだ方がおいしいワインなのでしょうか?
これから通販でまとめ買いしたワインを自宅で長期熟成したい、はたまた貰い物のワインがどれくらい置いておいても良いものなのか知りたいという方はぜひ知っておいてください☆
長期熟成ができるワインとは
まず、長期熟成ができるワインはそもそも限られています。
ワインを熟成することは、ワインの中に含まれている成分がどんどん混ざり合って、おいしく、そのワインならではの風味に出来上がっていくことを言います。
ですが、熟成はただ放置すればできるというわけではなく、熟成に向いている性質を持つワインと、そうではないワインがあるんです。
熟成に向いているワインは濃厚な味わいで、渋みが旨味として定着しやすいもの。
イメージとしては、超濃厚な赤ワインが近いですね。
ぶどうの品種によって渋みや苦味が出にくいもの、熟成によって深い甘みが出やすいものは限られます。
しかし、そうした品種は必ずと言って良いほど高額です(笑)
ワインの製造はプロでもとても難しくデリケートなので、その辺の安価なワインをそのまま素人保存してもっとおいしく熟成されるなんてことはありません!
逆に高額で熟成向けの濃厚な赤ワインであれば、正しい保存方法を身に付けることでそれなりにおいしく熟成が進むことが言えます。
熟成・保管の方法や必要な道具については下記の記事でまとめてご紹介いたします☆
温度・保管場所がキモ!通販サイトで買ったワインを家で保存する方法熟成目的はもちろん、ワインを長期間保存したい方もぜひ!
時間経過とともに劣化するワインとは
逆に、時間が経過すればするほど劣化して味も風味も落ちてしまうワインもあります。
例えば、安いワインはほとんどがそうですね。
近所のスーパーや酒屋さんなどで千円程度で購入したワインの場合、大量生産で保存料などがたくさん含まれていたり、長期熟成に向いていない性質のものがたくさんあります。
多くの量販店で買えるものは、今すぐ飲んでおいしいように生産されている、というのも熟成に向いていない理由ですね。
確実に長期保存するよりも今すぐ飲んだ方がおいしい、そんなワインが多いです!
また、白ワインなどあっさり系のワインについては熟成することで軽い舌触りに渋みが混ざって味が劣化することにも繋がってしまいます。
年代物のワインって、思っているよりもとても製法が難しく、貴重なものなんです。
ですので、自分で熟成するよりも、プロが熟成に向いているものを熟成したヴィンテージワインの方がおいしく、また設備費を考えても安くなる場合が多いのが実際のところですね。
- 長期熟成することでおいしくなるものは限られた銘柄だけ
- 熟成に向いているワインは高額
- 安くて簡単に手に入るワインは時間と共に劣化していく
- 年代物のワインは貴重なもの