【マナー違反注意】初心者が最低限知っておきたいワインのマナー

ワインはお酒の中でも歴史が古い飲み物です。

飲みの席にはマナーがありますが、それと同じように、ワインを飲むときにもマナーがあります!

外でワインを飲む機会があった時、ワインは好きでもマナーが守れていなければ恥をかくことに……。

ここでは、そんなワインを飲む場面に出くわした時に恥ずかしくない、ワイン好きなら必ず守りたいマナーについてご紹介していきます!

もくじ

マナー①乾杯時にワイングラス同士を合わせない

まず守りたいマナーは、乾杯の時にワイングラス同士を合わせないこと!

飲み会などではお酒の入ったグラスをぶつけて乾杯します。

ですが、ワイングラスは飲み口がとても薄く繊細なので、乾杯の少しの衝撃だけでも割れてしまう恐れがあるんです。

ワイングラスを携えた某貴族のお笑い芸人さんの乾杯(?)は、実は本当の貴族のパーティでやると白い目で見られてしまいます!

なのでワイングラス同士で乾杯するときは、グラスをぶつけず、乾杯のフリをするだけで構いません。

特に格式高いレストランやパーティなどに出向いた時は、この乾杯のルールについても気をつけておきましょう。

マナー②ワインはなみなみ注がない

ワインはなみなみと注いではいけません。
よくワイングラスを持つソムリエさんが、ワインの香りを楽しむ時にグラスを揺らしますよね。

なみなみとワインを注いでは、それができません。
ワインを語る上で、味ももちろんですが香りも重要な要素のひとつ。

自宅の場合はもちろん、リーズナブルなレストランの場合は自分でグラスにワインを注ぐことになります。

ワインを存分に楽しむためには、ワイングラスの半分くらいまでで注ぐのをやめないといけませんので、自分でワインを注ぐ時は気をつけましょう。

ワインを注ぐ適量とは

注ぐ量はだいたい半分くらいの高さとお伝えしましたが、これは多くのワイングラスの一番ふくらみがある部分のことを指します。

ワイングラスは真横からよく見ると、楕円形を半分に切ったような形ではなく、少しだけふくらみがある、フルーツの梨のような形をしています。

ワイングラスはそのふくらみが一番広い部分で止めるのが適量になるように設計されています!
つまり、ここまで注げば最も美味しくワインを楽しむことができる、ということですね。

ワインをワイングラスに注ぐ時はどんなグラスの場合でも、このふくらみの部分を目安にするのがおすすめです☆

マナー③ワインを注いでもらう時にグラスを差し出さない

ワインを注いでもらう時、つい相手が注ぎやすいようにワイングラスを差し出す方もいるかもしれませんが、それは実はマナー違反!

特にホテルのレストランや星付きの高級レストランの場合、ワイングラスに触れてはいけないのが基本です。

ワインは温度変化にとても弱いので、グラスを持つことでワインが温まってしまうことも。

なので手の温度をなるべく伝えないためにも、ワイングラスは脚が長い形になっているんです。

ソムリエがおいしくワインを注ぐために、テーブルの上に乗せたままにしておきましょう。

ただ、カジュアルな飲みの席の場合、ワインを注いでもらう時のマナーを知らない方がほとんどです。

同僚や上司にワインを注いでもらうなどの場面では、逆にワイングラスを差し出す方が正しいマナーになる場合もあるので、その場合は差し出しましょう。

マナー④ワインを注ぎ合ってはいけない

ワインの出身地はフランス。
ヨーロッパではレディファーストが基本で、女性に絶対にお酌はさせないのが常識です。

特にフレンチレストランなどでのデートの時は、女性のワイングラスが空いたらソムリエが注いでくれるのを待つのではなく、男性が女性のグラスにワインを注ぐのが基本です。

逆に男性のワインはお店のソムリエが注いでくれるので、女性がワインボトルに触れることはありません。

これも日本では時と場合によることが多く、居酒屋などでは日本ならではの「女性がお酌をする文化」がワインでも適用される場合があります!

そのお店のランクや状況に応じて、マナー優先かその場の空気優先か判断しましょう。

マナー⑤ワインが空になってから注ぎ足すのはNG

こちらも女性をエスコートする上でのワインのマナー。

ワインが空になってから注ぎ足すのはNG!

飲み干してしまうと、次が注がれるまでワインを飲むことはできませんよね。
ですので、空になる前にワインを注ぎ足しましょう。

ただ、これは常温でおいしいワインの場合です。

冷やしておいしい白ワインやスパークリングワインの場合は、飲みきってから入れないと新しいワインがぬるくなってしまいます。

なので冷やして飲むワインの場合は空になってから、常温の赤ワインなどは飲み干す前に注ぐのがポイントです。

ワインを注ぎ足すタイミングとは

ワインを注ぎ足すタイミングは、赤ワインなどの常温で飲むワインはあと少し、1口か2口くらいで飲み干せるくらいのタイミングを見極めると良いでしょう!

その女性が1口でどれくらいワインを飲むのか、どれくらいのペースで飲みきるのかを見極めて、あと1、2回グラスに口をつけたらグラスの中が空になる!

そのタイミングでワインを注いでください。
いやはや、海外の男性のエスコートは聞いてるだけでも惚れますね。